2022年【医師執筆】ハンターハンターは残り4巻で終わる!その対策は?~秋葉原心療内科・ゆうメンタルクリニック秘密コラム

秋葉原心療内科・ゆうメンタルクリニック秘密コラム

「ハンターハンターは残り4巻で終わる!その対策は?」

◆ ハンターハンターの恐怖。

あなたは「HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)」というマンガをご存じでしょうか?
以前にコラムを書いたこともありますが、週刊少年ジャンプで連載されている…

もとい、ほとんど連載されていないマンガです。

1年や2年休載することもザラにある作品ですが、時に「再開」することがあります。

それを心から「うれしい!」と思う気持ちもありつつ、同時にふと、恐るべき事実に気づいてしまったので、ここに書き記そうと思います。

◆ 残りの、連載数。

ふと思ったことは、こうです。

「このマンガ、あと何回、連載されるんだろう」。

実際、2014年に掲載された少年ジャンプの巻末に、
「ガタが来ていますが、何とか頑張ります」
とありました。

これを見て「あぁ、頑張るんだ! 良かった!」と思う人はいないと思います。

大半の冨樫先生ファンの方は、

「あぁ、再開の一回目から、弱音はき出した」

と思うと思います。

実際、冨樫先生は、2014年の時点で48才です。

ガタが来ている…というのがどの程度か分かりませんが、そう言うからには、体の不調があるのかもしれません。

人間ドックなどで、何かの異常を指摘されている可能性もあります。

◆ 作家の寿命って…?

ちょっと重い話になりますが、ここで考えてみましょう。

日本人男性の平均寿命が約80才です。

しかしながら、亡くなるギリギリ前まで、作品を描き続けられるというのは、あまり想像できません。

かの画家ピカソは、91才で亡くなる直前、80代になっても、精力的に作品を生み出し続けていました。

ただ、これは例外中の例外。
現状で「ガタが来ている」という、冨樫先生がどうかは分かりません。

特にピカソは常に大量の作品を生み出し続けており、「1年以上にわたる休載」などはしませんでしたので、そういう意味でも別と考えた方がいいかもしれません。

また絵画と違い、マンガは「絵」だけでなく、「テキスト」としての「ストーリー」があります。

では「ストーリー」を考える、作家の寿命はどうでしょうか。

トルストイは比較的長寿で82才、アレクサンドル・デュマは68才。
しかしドストエフスキーは59才、夏目漱石においては49才です。

何かの話を考え続けるというのは、意外に神経を使うものなのかもしれません。

さらに近い職業として、「日本のマンガ家」さんと比較してみましょう。

手塚治虫先生は、60才で亡くなりました。
藤子・F・不二雄先生は、62才です。

両者ともに、死の直前まで作品を生み出し続けていたのは有名な話です。
ただそれでも、日本人の平均寿命に比べれば短命です。

やはり、「ストーリー」を生み出し続け、それを「絵」に込めるというのは、大変な作業なのかもしれません。
…いえ! すみません!

不吉な話をするつもりはありません。

何にせよ寿命の話はおいておいて、とりあえず
「どこまで現役で、マンガを描いていられるか」
だけを考えますと、「だいたい60才くらい」と考えた方がいいかもしれません。

冨樫先生の「ガタが来ている」というお話も一応考慮に入れた上で、甘めに見積もってそれくらいです。

さて(このコラム執筆時)現在、冨樫先生は48才です。

…あと12年です。

◆ 作品を切り替える可能性。

でも、それだけではありません。
先生が一生、ハンターハンターを描き続けるのか、ということも考えなくてはなりません。

先生は「ハンターハンター」より前に、「幽遊白書」「レベルE」という作品を描きました。

今後も、「別作品に切り替え」をしてしまう可能性も、十分にありえます。

参考までに、「幽遊白書」は4年で連載が終了しています。
想像よりずっと短いですね。

現状、ハンターハンターは15年くらい(一応は)連載が続いていますが、今後、一生描き続けられるのかは分かりません。

それこそ「休載」は「作品の行き詰まりのせいだ」と考えて「他のタイトルにすれば作れるかも!」と考える可能性もあります。

実際、自分の診察上の経験ですが。

仕事ストレスで行き詰まった方が、「職場を変えれば何とかなるのでは?」と望んで、職種を変えてしまうことも、多いものです。

まぁ、変えても同じことがあるので、個人的にはあまりススメないんですが。

何にせよ、12年のうち、全部ハンターハンターを描くとはあまり考えられず、ザッと希望的に2/3として、8年です。

◆ 休載はどれくらい…?

さてここで、ネットにあった、「ハンターハンター休載率」というものを見てみましょう。


2019年 【休載率100.0%】
2018年 【休載率58.3%】
2017年 【休載率79.2%】
2016年 【休載率77.1%】
2015年 【休載率100.0%】
2014年 【休載率81.3%】
2013年 【休載率95.8%】
2012年 【休載率70.8%】 ←暗黒大陸編(仮称)、クラピカ追憶編(読切)
2011年 【休載率66.0%】 ←会長選挙・アルカ編
2010年 【休載率58.3%】
2009年 【休載率95.9%】
2008年 【休載率58.3%】
2007年 【休載率83.3%】
2006年 【休載率91.7%】
2005年 【休載率35.4%】
2004年 【休載率53.1%】
2003年 【休載率20.8%】 ←キメラ=アント編
2002年 【休載率37.5%】
2001年 【休載率33.3%】 ←グリードアイランド編
2000年 【休載率27.1%】 ←ヨークシン編(幻影旅団編)
1999年 【休載率31.3%】 ←天空闘技場編
1998年 【休載率8.1%】  ←連載開始、ハンター試験編
—————-
…1年目、2年目から、そもそも休載しすぎだったということが分かります。

当時、そこまで休載していた認識はなかったのですが、それでもスゴイです。

すべて平均化すると、50~60%くらいでしょうか。

とはいえ、最近になって休載率が「上がっている」のは事実です。

今後、年齢と共に、さらに休載率が上がる予想はあっても、下がることはないでしょう。いえ本当に。現実を見て。

そのため今後の予想休載率は、すごく甘く見積もって80%、悪くて95%以上となるはずです。

平均を考えて、90%としましょう。
いえ、これでも甘く見てるんですが。

すなわち年間掲載率は10%です。

◆ あと何回、掲載される…?

ここで週刊少年ジャンプの年間発行号数ですが、これは合併号などもありますので、年間だいたい50号です。

50号の10%は5回。

すなわち今後、年間に5回掲載されます。

これがあと8年で…。

5×8=40回。

計算シンプルですね。九九ですからね。
2ケタ以上のかけ算、とかじゃないですからね。

…しかし…。

40回、かー…。

単行本が1巻で10回くらい掲載されますので、あと4巻です。

あと4巻で、ハンターハンターが完結するんですよ!?

ここで読まれたことのない方にも説明しますと、ハンターハンターには、まだ回収していない「伏線」などが、本当にいっぱいあります。

自分の部族を「幻影旅団」というグループに皆殺しにされた「クラピカ」という人物の復讐とか。
その「幻影旅団」のトップと戦う、奇術師「ヒソカ」とか。
虐待を受けて社会に復讐しようとする男、「ジャイロ」とか。

その前フリは!?
あの展開の結末は!?
………。

描かれないんだよ!(自分に言い聞かせるように)
さらに先生、直近の展開で、

「新大陸」という新たなステージを広げ、

「そこには五大災厄が!」

という流れまで見せています。
………いやいやいやいや!

大急ぎで一つの災厄を1巻で終えても、1巻足りない!

◆ 先生の作品の流れについて。

くわえて、回数だけの問題ではありません。

先生のマンガの特徴として、

「風呂敷を広げて、ちょっと飽きた段階で適宜シメて、次のシナリオにうつってる」

という雰囲気が、結構あります。

たとえば「グリード・アイランド」編というのがありまして。
ザッと説明しますと…。

グリード・アイランドという高額なゲームを、ある大富豪が買い占めていた。

その大富豪には、病気の恋人がいた。

そしてそのゲームをクリアすると「景品」がもらえて、その中に「どんな病気も治す」というアイテムがあった。

そのため大富豪は、そのゲームを購入し、同時にプレイヤーも雇って、そのゲームをクリアさせようとしていた…

というものです。

しかしながら、その結末が切ない。

結局、ゲーム途中で恋人が亡くなってしまい、大富豪が

「もう、いいんだ…」

とつぶやいて、ゲームを放棄してしまう…という悲しすぎる展開です。

これ、本当に悲しい。
結局、主人公たちはそれでもゲームをクリアし、
「珍しい宝石ゲット」「父親に会うためにアイテムを使う」
という目的にクリア報酬を使ってしまうのですが…。

何か、その富豪に救いのある展開にしてほしかった、と思うのはゼイタクでしょうか。

思い出の世界に生きられるアイテムとか、恋人の死を受け入れていけるようなアイテムとか…。

まぁそれであっても、「結末」がついただけ、その話はいい方です。

何にせよ、現状広げられている大半の「風呂敷」が、まったくたたまれないままに、次、次と向かう可能性は大です。

残り4巻で、我々の気になっている「この展開のこのあとは!?」が描かれる可能性は、さらに極小と考えられます。
………。

結論を言います。

「今、我々が気になっているハンターハンターの『伏線』の結末を読むことは、今後できない」

これが現状の計算から導き出した結論です。

◆ 今後の対策。

ここで、今後予想される「40回」という連載回数を「増やす」ために。

少しでも先生に作品を描いていただくために…。

強いて「対策」を考えるとするなら、こんな方法を提案したいです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 対策1 原因究明
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

「休載」の原因をまず判明させる必要があります。

それこそ「身体不調」なら、内科受診をし、ガッチリ治療をするのがベストだと思います。

また、「心の不調」という可能性もありえます。

かの文豪ゲーテは、精力的に作品を生み出す時期と、何もできない時期が、数年単位で周期的にあり、「躁うつ病だったのでは」と考えられています。

冨樫先生にその傾向があるとはもちろん言いませんが、たとえばメンタルの問題だとするなら、改善の方法はありえるかもしれません。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 対策2 プレッシャー
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

またネットでは「ゲームに夢中だからマンガを描かない」と言われています。

真偽は定かではありませんが、もしそれが一つの要因なら、ゲームを遠ざけるなどの対処や、とにかく現場でプレッシャーをかけ続けるなどの対策を、担当の編集者さんは講じるべきだと思います。
アルコール依存症やネット依存症の場合、それらを「物理的に遠ざける」のが一番の方法です。

またどんなマンガ家さんも、シメキリや編集者さんの存在で、作品を生み出し続けられるもの。
本当にありきたりですが、怒られるのを覚悟で、プレッシャーをかけていくしかないように思います。

とはいえこれ「誰がネコの首に鈴をつけるか」みたいなところがあって、結局誰もが責任を取りたくないから「できるまで放置」になっているとは思うのですが。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◎ 対策3 代理
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして最後の対策です。

これはマンガ特有の問題なのですが、マンガは「ストーリーを考える」「作画する」という、二つの作業を、一人のマンガ家さんが行っています。

これって、「俳優さんが脚本まで書く」ようなものだと思っています。

ハードすぎると思うんです。

これができるのは、ごくごく一部の超天才だけだと思うんです。
たとえるのもおこがましいですが、自分はマンガ原作だけさせていただいております。
自分は絵を描くのが壊滅的にヘタだということが大学時代に分かったのでこの道を選ばせていただいたのですが、本当にこの道で良かったと思っています。

一生現役でマンガを描き続けられる方が少ないのは、この「天才的ダブルワーク」が最大の要因なんじゃないかと考えています。

ここまで言えばお分かりだと思いますが、冨樫先生におかれましては、「作画」の方をつけられるのが、一番の方法ではないかと思います。

実際、先生は下書きで掲載されていることも多々ありますし、作画(ペン入れ)だけでも人に任せるのはアリではないでしょうか。
シナリオを字で書くだけでもいいと思います。

それに、ハンターハンターの作画となれば、断る方は少ないと思うんですよ。

候補は多いわけで、冨樫先生も「この人なら任せられる」という人は、一人・二人くらいはいるんではないでしょうか。

もちろん先生にも「こだわり」はあると思います。
自分が加筆修正しないとダメ、みたいな。

ただ以前に、

「ジャンプで掲載されていたときに下書きであいまいだった、すぐやられる敵キャラが、単行本では加筆修正されて美少女になっていた」

という事例がありました。
色々な意見があると思うんですが、少なくとも自分としては「うん、このこだわり、どっちでもいい」と思いました。

先生のそのあたりのこだわりは、ちょっと棚上げしておいても、ストーリーそのものにはあまり影響ないのでは、と思います。

さらに究極、「作画」だけでなく、「脚本」も代理の方を使うのも、方法の一つだと思うのです。

たとえば冨樫先生に、

「このキャラが、こんな能力を使って、それでこのキャラが負傷するんだけど、でも彼の能力がこんな風に使われて逆転するの」

みたいな「流れ」だけ話していただき、それを元に、脚本の方が、セリフをハッキリさせてシナリオにする。
そしてそれに沿って作画する。

これはこれで、一つの方法だと思います。

………

いやいやいや、もちろんベストではないですよ!?

でも!
そんなのでも、「この世にまったく生まれず、先生の脳内だけで、誰もが目にすることもなく終わる」よりは、ずっとずっとずっとマシだと思うんです! 自分は!

…それに、たとえ「代理」の方であっても、作ってさえしまえば、冨樫先生もそれを見て、
「ここはこう直して! ここはこう!」
みたいに、変更は可能だと思うんです。

それは「たたき台」になるわけで、ゼロから一人で生み出すより、ずっと早く・良く作品ができていくと思うんです。

◆ おわりに。

以上です。

ちなみに、僕が大好きな別のマンガ「編集王」という作品の中で、アルコール依存症になったマンガ家に、熱血編集者がこう告げるシーンがあります。

「俺に言わせれば、面白いマンガを描いてしまった人には、責任がある! 描き逃げは許さない!」

本当に同感です。

しかもこの「編集王」では、このマンガ家、一つ一つの作品をきちんと完結させてるのに、これ言われてますからね。「面白い新作を描け」って意味ですからね。

冨樫先生を前にしたら、編集王の編集者が何て言うのか分かりません。

いずれにしても、なぜ冨樫先生に、ハッキリこういう人がいないのか。言うべきです。担当編集者さんが。そして一人一人が。

まぁ何にせよ、それだけ「言いたい!」と思うほどパワーがある作品であることは事実です。

幽遊白書、レベルE、ハンターハンターから、たくさんの勇気をもらいました。

冨樫先生のマンガを、心から楽しみ、そして今後も楽しみにしております、一読者からの意見とご理解いただければ幸いです。

ちなみに自分はこのマンガにあまりにハマりすぎて、「自分の念能力」を妄想したことがあります。
自分のオーラを、ヌルヌルしたゲル状のローションに変えて操作するという、変化・操作系の能力。
どんな女性も、そのローションを操作することで思うままに快楽を与えてメロメロにできるという。
念能力名は「完全変態(パーフェクト・ラブ)」です。

…こんなことばかり妄想してるから不完全ライフを送っていることを重々承知しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

2018/02/08 追記「一過性の奇跡」

その後の冨樫先生ですが、何と恐ろしく掲載率がアップしており、休載の期間もどんどん短くなっています。奇跡。
現在は掲載されておりますが、直近の休載は、たったの4ヶ月でした。

ここは「えっ!? 4ヶ月しかないの!?」と驚くところですよみなさん!?

ちなみに現在、掲載された場合、全10回こと約1巻分が掲載され、また休載となりますため、
4ヶ月の休載⇒10回の掲載(二ヶ月半の掲載)⇒4ヶ月の休載⇒10回の掲載…

と繰り返すかぎり、一年でだいたい二巻が出ることに!
素晴らしいです!
現在の先生が51歳で、たとえばあと10年連載を継続されると予測すると、何とあと20巻は出ることに!

この勢いで行くかぎり、4巻というのはあまりに少ない予想であったことをお詫びいたします。(主に冨樫先生に)

実際に、「100問のパズルを解かせた場合、最初のうちはダレて休み休み行うが、90問近くを解いてくると、終わりがあと少しのため、まったくサボらず、必死に解き続ける」という調査があります。

現在続いてるシリーズは、王子たちが王位を争うという内容なのですが、登場キャラにしてもストーリーにしてもだいぶ形になって進んできたため、先生自身、描くエネルギーがより増していらっしゃるのかもしれません。
心から応援しております。

しかしその考えでいくと、シリーズがまた変わることがあれば、うん。また元の状態に戻るのではないかという不安も抱えつつも、とにかくここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

2020/01/18 追記「恐るべき掲載率」

あらためましてこんにちは。ゆうきゆうです。

さてハンターハンター、まず現段階で36巻が出ており、また今まで掲載している分で37巻も出ると思いますので、そもそもこちらを書いたときの32巻+4巻は確実に超える見込みになりそうです。見込みが外れまして大変申し訳ありません。どれくらい続くのだろう。本気で。

ただ現状、決して経過が思わしいというわけではまったくなく。
「ハンターハンターはいつ再開するんだろう?」
と思いながら「ハンターハンター 再開」で検索するも、もちろん情報は出てこず、自分で書いたこのブログばかりヒットするという切ない状況でずっと生きています。

そして2019年は、ついに一回も掲載しませんでした。
休載率100.0%です。果たしてもうこれ「休載率」とか呼んでいいのだろうか。
「一年にわたってデートしてない」という恋人を、もう恋人と呼んでいいのか。良くない。

ちなみにここ数年のデータをあらためて見てみますと、こうなります。

2019年 【休載率100.0%】
2018年 【休載率58.3%】
2017年 【休載率79.2%】
2016年 【休載率77.1%】
2015年 【休載率100.0%】
2014年 【休載率81.3%】
2013年 【休載率95.8%】

うん。2018年に頑張りすぎた反動がきてしまった感じです。
とはいえ実は2015年にも休載率は100.0%で、そして前年の2014年も別に頑張りすぎてはいなかったので、直前に関わらず、定期的な休載の波が来ているだけ、という感じです。

あの、本気で、作画の方見つけませんか。
または脚本の方、見つけませんか。絶対いますから。絶対「自分やりたい!」という人いますから。
以前に言ったことの繰り返しになるんですが。数年考えて、やっぱり結論、それしかないと。本気で思います。

冨樫先生「こんな感じでこうなる展開考えてる~」
脚本さん「なるほど! じゃあこう書きますね!」
作画さん「OK! ではすぐに絵にします!」
とかで、たぶんもう一瞬でできると思う。いや本当に。

もちろん気に入らない部分があったら、そこに修正くわえればOKだと思います。
それであってもゼロから作るよりずっとずっとラクですから。

かの超文豪、ドストエフスキー先生ですら一人でシメキリを破りまくりで、
「そうだ! 『いつまでに完成しなければ自分の過去の作品の権利あげる』って約束を出版社と交わせば、さすがにやるんじゃない!?
と思って実際に約束したところ、
それでも一か月前まで何もできない
という、結果的に
自らの首にグルングルン鎖まいて海に飛び込む
みたいな追い込まれ方をした素敵な方なのですが、その際、口述筆記をする秘書を雇ったところ何と超スピードで完成できて間に合ったというエピソードがあります。
人間、特に作家は、「誰かのサポートやチーム体勢」によってよりパワフルになるのかもしれません。
何にせよ先生におかれましては、やはりぜひ! 脚本・作画の方を見つけていただきたいと、本気で思います。

2020年も変わらず、帰って来ない相手を待ちわびる気持ちで百人一首の歌が作れそうな勢いで、あらためて今年もハンターハンターを楽しみにしております。

(完)

2021/01/01 追記「希望が見えない」

あけましておめでとうございます。
昨年こと2020年ですが、結果的にまったく一回も掲載がありませんでした。先生大丈夫でしょうか。

ちなみに現在連載中の内容ですが、恐ろしいほどの人数のキャラクタが出てくるストーリーとなっています。
しかもその中に、このマンガ当初の主人公的なキャラクタ4人(ゴン・レオリオ・クラピカ・キルア)のうち、出演しているのはクラピカ一人です。
残りの三人が出てこないということは、今のシリーズが終結したとしても、その後で彼らを扱うシリーズも必然作らなくてはならないわけで(たぶん)、いよいよもってこれ本当に完結するのだろうか、という気分になってきています。

今年こそは掲載されることを強く願いつつ、今年もよろしくお願いいたします。

 

2022/05/25 追記「冨樫先生、Twitter開設!」

2018年から4年近く休載されているハンターハンターですが、つい昨日、作者の冨樫義博先生が、Twitterアカウントを作ったと話題になりました。

 

他の漫画家さんによると、本物だとのことです。
約一日で100万フォロワー前後になっているのがすさまじいと思いました。

それだけ多くの方が待ち望まれていた、ということでしょうか。

個人的に1番気になるのは「あと4話」というところ。

これは
1「再開までに書き溜める話があと4話」
2「最終回まであと4話」
のどちらの意味でしょうか。
さすがに最終回まであと4話しかなかったら、それは今までの伏線や話の展開にたいしてあまりに短すぎるので、多くの読者におけるバッドエンドと同義ですので、前者であると信じたい。

さて前者である前提として、念のため説明しますと、現在ハンターハンターは、「10話掲載されて、また休載される」というシステムを実施しています。
読まれたことのない方からは「何だそのシステムは」というご意見が出ることは重々承知しておりますが、とにかくそういうシステムなのです。いえ、このマンガ以外でそんなシステム利用しているマンガ見たことないんですけども。ある意味、オリジナルです。

何にせよその10話というキリのいい掲載数まであと4話、すなわち現在6話書いていると推察されるわけですね。

………。

これ、今まで4年近くかけて6話書いたとするなら、あと4話で同じくらいかかっても不思議ではない。
すなわちさらに長期休載が続くぞ宣言、ということもありえるわけで、ファンとしてはぜんぜん喜べない可能性もあります。
ただすごく楽観的に考えるなら、(他の漫画家さんと同じペースとして)4本に4週かかるとして、再開は4週後と考えることもできます。いえ、普通なら掲載しつつ描くと思うので、本来なら今の段階で再開してもいいと思うんですが、それはまぁシステム的に

ただどんな理由であったとしても、読者からの声がダイレクトに届く(届きすぎる)媒体であるTwitterを使い始めた先生。これによりプレッシャーが直接かかることにより、今までよりも掲載ペースは上がるのでしょうか。先生もそれはわかった上で始められたと思いますので、「もっと掲載するぞ!」という自分への追い込みなのかもしれません。

何にせよファンとして、さらに期待しつつ見守りたいと思います。

2022/05/30 追記「謎の数字の意味は!?」

冨樫先生ですが、Twitterを着々と更新されております。
大体、一日に一枚のペースで原稿の下書き(と思われるもの)が投稿されており、そこには数字が一つずつ振られております。

この「6」と書かれた原稿から始まり、

「7」になり、少しずつ数字が増え、つい最近、

「10」が投稿されました。

「これは一体何の数字なのか」

というのは、そのTwitterはじめ様々な憶測を呼んでいました。
様々な大喜利のような意見の中には
「読者が待ち望んだ回数」や
「読者が再開しなくて悲しかった回数」
「冨樫先生が、マンガ再開をあきらめた回数」などがありましたが、いや、うん。そんな。
だとしたら1ケタとか10とかで済むと思うか。

そんなことを思いましたが、とにかく普通に考えられる数字としては「話数」と「ページ数」のどちらかです。

ただ、順当に考えれば「ページ数」です。

理由は大きく2つあります。
1つ目。

・一日に1ページという速度は、いかにも冨樫先生の書かれる速度に合っている

最初からシンプルな推理となりますが、何年も掲載をしていない先生が、一日に一話を書かれる、ということは物理的にありえません。そのパワーがあるならもっと早く仕上げているはずだからです。

そしてもう一つ、決定的な理由があります。

・日本のマンガにおいて、「偶数ページは右に、奇数ページは左に」というルールがある

これはマンガにかぎらず、多くの書籍を読まれている方なら感覚的に知っていることです。日本の書籍は基本的に、左ページの1ページ目から始まり、右が偶数、左が奇数ページになります。
(特に頭脳クイズなどで「『メモをあの本の53ページと54ページの間に挟んでおいたよ』という言葉がウソの理由は!?」という問題なども存在したりします)

そして事実、冨樫先生の原稿において、偶数は右下に、奇数は左下にかかれています。

よって普通に「これはページ数だ」、と考えられます。

しかし。
この「10」が投稿されてから、多くの人がふと気づきました。

「最初に『あと4話』という言葉とともに『6』という原稿」「そして少しずつ増えていき『10』になった

こうなると、「これはもしかして話数なのでは!?」と考えられてくるわけです。
すごい希望です。

すなわちこの最新のものが「10話できたら掲載」の「最終話」となるわけです。
であれば、まさにもう掲載は秒読み、という希望を持てるわけです! これはすごい! 本当にすごいことです!

いえ「たとえそうだとしても、すべての話が下書きの時点で、完成はずっと先なのでは?」というツッコミが出るかもしれませんが、それでもそこは考えないことにします。

さぁ、果たして真実はどうなのか。

このあとに「11」という数の紙が出て、すなわち「やっぱりページだった」と判明して、世界すべてが再び絶望に陥るのか。色々な意味で目が離せません。

2022/05/31 追記「数字の正体」

こんにちは。ゆうきゆうです。

さてつい最近、またツイートが出ました。

「11」と書いてありました。

断定的に、話数ではなくページの数でした。

ハンターハンターの話数は一回につき19ページくらいだったと記憶しておりますので、これが19まで出てやっと一話になるんだと思います。
そしてそれがあと4回続くんだと思います。あれ、なんか軽くこんな地獄があった気がする。
そしてくわえて、それがすべて終わったとしても、果たして「完成」なのかは謎です。ただ下書きができた、というだけなのかもしれない。未来は遠いです。
とはいえ、今までまったく音沙汰がなかったわけなので、それよりはずっとマシなんだと思います。良かったを探そう。

これからも末永く希望を持って生きていきます。

2022/07/25 追記「ついに再開か!?」

あらためましてこんにちは。ゆうきゆうです。
「ハンターハンター 再開」で検索するとかなり上位にくるメンタルクリニックのページです。嬉しい。

それはそれとして、つい最近、冨樫先生のTwitterで、マンガが掲載されました。

 

 

「19」というページがあります。
これずっと追っていた人は分かると思うのですが、直前に「あと一話」と告知された上での19ページ目です。

何回か申し上げている通り、現在、ハンターハンターは「10回分の原稿がたまってから掲載される」というシステムで連載されております。このシステムを取っているのはハンターハンターだけなので、オリジナルすぎるシステムなのですが、とにかくそんな状況です。

そして今回、まさにその10話目の19Pこと、最終ページが完成した、ということになるわけです。

すなわち!
もうまさに再開する!
という状況なのです。素晴らしい!

ちなみにその19Pには、間違いなくクラピカの絵が描かれています。
サラッと説明しますと、クラピカは仲間の命を奪った敵たちを倒すために、自分の残り寿命を犠牲にして、高い能力を得ています。
それだけでなく、敵がものすごく強いため、もう「いつ死ぬか分からない」レベルの状況です。

にもかかわらず、とりあえず「残り10話の最終コマで結構元気にしている」ということが判明したので、しばらく寿命は大丈夫そうです。ある意味これ重大なネタバレなんじゃないか、とは思いましたが、そんなのよりも再開しそう、という方が我々ファンにとっては最重要です。

ちなみに今後を考えますと…。
1日につき1ページ完成されているっぽく、すなわち10回×19Pで、190日ごとに10回分がたまるのではないか、と期待されます。
10回分が掲載されるのは、10週間こと約70日。
すなわち今後、190-70=120日の休載こと、たった四ヶ月の休載ペースで、ハンターハンターを読むことができるのです! すごい!

…一般の漫画家さんからしたら超スローペースだとは思うのですが、それでも普段の先生からしたら、まさに神速。できるかぎりこのペースで続けていただきたいと思いつつ、でも淡い期待になるんじゃないかなと思いながら、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

2022/08/20 追記「再開しないという悪夢」

こんにちは。お疲れ様です。

その後の冨樫先生のご経過を説明します。
つい7月26日に、(再開に必要な)全10回、すべて人物のペン入れが完成した、という内容のツイートをされておりました。

これは!

これはもう完成だろう! すなわち再開だろう!

見ている人の大半がそう思ったあとです。

実はこれは、文字通り「人物のペン入れ」までにすぎず、作品の完成までにはさらなる時間がかかりそう、ということが判明したのです。

いや! 確かに「人物のペン入れ完了」としか書いてないですよ! そうなんですけど!

それでも全10回と言われ、さらにそれが1ページずつ、19ページまでカウントダウンのように完成していき!
そうなったら読者としては当然のように「これで完成なんだ! 読めるんだ!」と思っちゃうじゃないですか!

ロケットの前で突然にカウントダウンが始まって、
「3、2、1、ゼロ!」
と叫ばれたら、発射すると思う
じゃないですか!

そしたら「いや、ロケットの翼を完成させたカウントダウンでした、あとエンジンとか色々そろってからの発射です」とか言われてるようなものじゃないですか! アリですかそんなの!?

とにかく実際そんな状況のようです。

そしてその後、このようなツイートが続きます。

なんか、ジワジワと10本が、それぞれ進んでいるような動きがあるようなところを、ただ延々と見ているだけになっています。

今まではカウントダウンのように明確に進んでいる、という印象があり、たとえそれが一日1ページという速度であっても、なんか一歩一歩進んでいる感があって、ワクワクしていました。

しかし今は、なんか全体がよく分からない霧の中を、エンドレスに歩いているような状況です。進行全体が本当に分かりにくい。

家を建てる際に、建築士さんが

柱…大工待ち。
窓…ガラス待ち。
壁…コンクリート乾き待ち。

みたいに日々報告してこられるようなものです。
もういつ完成するのかも分からない。

なんか前のご報告システムの方がまだ良かった。いや今の方が進んでいるのは分かるんですが、それでもまだ希望があった。(幻の)

そう思っていると、さらにこんなツイートがあったのです。

症状が改善せず、治療・回復に時間を大幅に割く事になりました。

先生ー!

いや、腰痛なのですよね…! 本当に大変なことだと思います。そんな状況の中、ご制作本当にお疲れ様です。

しかし…!
しかし、すでに時間を大幅に割いていると思うのですが、ここでさらに時間を大幅に割く宣言が衝撃的でした。今までは大幅ではなかったのか。小幅なのか。

割くというと、一本の「さけるチーズ」みたいなイメージがあるんですが、もうすでに別の店舗にそれぞれ売られてる別のチーズですからね。距離離れすぎてて。

そんなこんなで、再開は「超未定」ということが確定している現状です。

いや、どうなのでしょう…!

実際「座ることもできずうろうろしている」というような内容のツイートもあるのですが、もちろん、はい、それは普通にマンガを描きづらい状況ではあると思います。はい。

であれば、口述筆記とかの方法はないんでしょうか。いや冗談抜きで。それならうろうろしながらでも可能なはずです。
そして日本中には、先生の意図を汲んだ脚本や作画をできる人がたくさん存在しているのではないでしょうか。

かのドストエフスキーや松本清張などの大作家も口述筆記を行っていた、とされています。それがちゃんとした文学になり、そしてそれを後世でマンガ化することは可能なわけですから、きっとハンターハンターも可能だと思うのです。

もちろん先生がゼロから描くものとは雲泥の差かもしれません。ただホント、だとしても、今、先生の中だけに存在する素晴らしいドラマが、永遠に、いえ長期間にわたって世の中に出ないままになるよりは、どんな形でも読める方が、読者はずっと嬉しいと思うのです。少なくとも自分は嬉しい。

とはいえやはりそこには天才ゆえのこだわりがあるのだと思います。すみません。

何にせよ結局、連載再開の見込みとしては、先生がTwitterを始められなかったのと同じ状況になっているようです。
「結局再開が分からない」という意味で大差ない。

それでも、先生が頑張ってらっしゃる、戦ってらっしゃる、ということを「知る」ことができることが、すごく嬉しい、という読者さんもたくさんいるとは思います。

いつになるかまったく読めませんが、再開を今までと変わらず心から応援しております。

2022/10/11 追記「再開、決定!」

あらためましてこんにちは。

ハンターハンターですが、ついに再開が(本気で)決定したようです。

公的発表なので、本当なのでしょう。

しかも二週間後。
突然です。
何年も帰ってこなかった恋人から突然
「二週間後に来るよ」
って言われるようなものです。そんな突然言われても!心の準備してない!

…いや、二週間後、こうして考えるとぜんぜん突然じゃなかった。あ、まだ二週間あるんだ。

とはいえ何にせよ楽しみです。
とりあえず、再開されるのを楽しみに待ちたいと思っております。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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