糖質制限で亡くなられた方のニュースについて。

糖質制限をされていたライターさんが61歳で心不全で亡くなったというニュースがありました。心からご冥福をお祈りします。

もしかしてこのニュースで「糖質制限って危険なの!?」と不安を抱かれる方もいるかもしれません。

しかしこの方の書籍によると、この方が糖質制限を開始されたのは55歳で、そのときすでに重度の糖尿病で、体重は87kgあったそうです。
特に糖尿病網膜症や冠動脈疾患も指摘されており、すでに糖尿病が進行していた状態だったようです。
そこから一念発起して、糖質制限をして67kgまで体重を落とされ、血糖値も改善されたとありました。
血糖による心血管ダメージは、糖質制限をしたとしても、すぐにすべてが改善されるわけではありません。
長期的に残る可能性はあります。
たとえば毎日のようにお酒やタバコを吸っていた方が、50代の健康診断で、「お酒やタバコのせいで、肝臓や肺に大きなダメージがある」と指摘されたとします。
そこから一念発起し、完全に「禁酒・禁煙」をしました。
そして最終的に、61歳で亡くなられたとします。
このときに「禁酒のせいで亡くなったんだ」「極端な禁煙は健康に良くないんだ」と結論づける人はいません。
何より、糖尿病による死亡者数は、年間13000人にも上るとされています。
この全員が、糖質制限を行っているとは到底思えません。
「糖質制限をしている方が亡くなった」というニュースはセンセーショナルで目立ちますが、「糖質制限をしていない人が亡くなった」というニュースは、報道されないだけで、その10000倍近くいるのです。

糖質制限の安全性そのものについては「マンガで分かる糖質制限」で述べている通りで、今後もその主張を変えることはありません。

自分自身も、言うまでもなく糖質制限をずっと続けていきます。
マンガによって糖質制限を始められた方は、これからも安心して続けていただければと思っています。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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このページは、ゆうメンタルクリニックの医師・スタッフが監修・制作しております。

特別監修・ゆうきゆう
精神科医、心理学者。
東京大学医学部医学科を卒業後、うつ病・統合失調症・てんかん・パニック障害・社交不安障害・不眠症など多くの疾患の治療を行い、2008年よりゆうメンタルクリニックを開院。
『マンガで分かる心療内科』の他、100冊以上の著作があります。

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