「女は地図が読めない」はウソだった!

マンガで分かる心療内科in秋葉原

「女は地図が読めない」はウソだった!

ソウ

ソウ

マンガ
ゆうきゆう

ゆうきゆう

脚本・監督
@sinrinet

解説

というわけいかがでしたでしょうか。
話をまとめますと

● 男女の空間認識能力は「社会的な意識」によって生まれるもので、実はそういう思いこみがない社会では、大差がなかった

という話でした。

ちなみに以前、「モテるマンガ」で、

「男は会話において解決を重んじ、女は共感を重んじる」

という内容について扱ったことがありました。
一見矛盾する話のように思えますが、そちらは「男女が会話で重んじるものの差」であり、こちらは「空間認識という能力の差」なので、別個のものとして考えていただければ幸いです。

まぁ、心理学実験は、色々と矛盾していると感じるものも多々あるので、
「どっちが絶対的な真実!?」
なんてガチガチに考えず、「こういう考え方もあるし、こういう考え方もあるんだな」くらいで、それぞれに納得していただければ良いのではないでしょうか。

解決を重んじる女性だって存在するでしょうし、空間認識が苦手な男性・女性だって存在するでしょう。全員が、という話ではないのでご了承ください。

さて今回の話の主題は「女性だからといって、地図などの空間認識が苦手ということはなく、社会的意識によってそう思ってしまっているから」という話でした。

これは女性に限らない話かもしれません。

たとえば「日本人は外国語が苦手」という意識もあり、そのために海外で話しづらかったりする人も多いのではないでしょうか。

もちろん社会的な意識の他に、
「自分は○○が苦手だ」
「私は△△が得意ではない」
なんていう個々人の話も、同じです。

そう思い込んでしまうと、どんどん気持ちが閉じ込められてしまい、さらに実力を発揮できなくなってしまいます。すると「あぁ、やっぱりできない…!」と思って、さらにそのマイナスの思いこみを強めてしまう、というわけです。

ですのでここで「これは思いこみでは?」と考えてみてはいかがでしょうか。

行動してみれば、意外とデキるかもしれませんよ。

 

ちなみに「外国語が苦手」で思い出しましたが。

何回かドイツ旅行に行ったときのことです。

ドイツ語では男が「Herren」で女が「Damen」です。
すなわちトイレでは、Herren・Damenって書いてあるですよ。
分かるか!と。どっちがどっちだ!?と。
ちなみに大学時代の専攻はドイツ語でした。それでも混乱してますからね。

しばらくトイレの前で迷っていたところ、女性がDamenに入っていきました。

あぁ良かった!Herrenは男なんだ!なんか「ヘレン」っていう女性っぽい名前から、こっちが女と思わなくて良かった!

そう思いました。
そこでゴロ合わせで考えました。Damenは「ダメーん」って読める!
「自分は入っちゃダメーン!」って覚えればいいんだ!

これで大丈夫!と思った直後、気づいてしまいました。

Herrenも「へぇれん(入れん)」って読める…!
「自分は、入(へぇ)れん…!」って覚えてしまう…!

 

おかげで毎回、他の人が来るまでトイレに入れない旅行でした。

色々な切なさを思い出しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(完)

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ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。