真実のカウンセリング「人を職業でしか語れない人へ」~マンガで分かる心療内科in秋葉原
マンガで分かる心療内科in秋葉原
真実のカウンセリング
「人を職業でしか語れない人へ」
昔、知り合った男性が、ことあるごとに、
「俺の昔つきあってた彼女、モデルだったんだけど」
「その昔のつきあってたモデルの彼女が言うには」
としゃべっていました。
あぁ、この人にとってその女性は「モデル」でしかないんだなぁ、と。たぶんその発想だから「昔の彼女」と別れる結果になったんだなぁ、と思いました。
相手のことを職業でしか語れないというのは、根本的に相手に惚れているのではなく、ただその職業にしか惚れていない可能性があります。
あなたの恋人がそのタイプであったら注意が必要です。
今の仕事をやめたり、収入が下がったり…。何かの変化によって、相手の気持ちが冷めてしまう危険性があります。気をつけましょう。
またこれは他人だけではありません。自分についても同じです。
「俺は●●の仕事をしてて」
「私は▲▲大学を出たのだけど」
そんな風に、一つの話題しか出てこないのなら、それがその人にとって唯一の自慢であり、自分を形作る、最大の特徴なのだと考えられます。
そしてこういう人は、他に自分を自分たらしめる要素を持っていないため、ちょっとしたことで自信を失いやすく、結果的に打たれ弱い可能性があります。
「自分は◆◆である」
という特徴を持つことはもちろん大切ですが、それだけにアグラをかくことがなく、常に今までと違ったものに挑戦し、自分の新しい面を発見しつづけていきましょう。
(完)
「マンガで分かる心療内科」、WEB版のバックナンバーはこちらです。↓
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。